就活スタートに「青い商人」の手前味噌
3月1日の日本経済新聞朝刊を開いて、ビックリした人も多いに違いない。見開き2面の大広告。左にコート姿の男性のイラスト、右には〈青い商人〉の文字。これ、総合商社・伊藤忠商事の広告なのだ。
文章は「僕」の一人語りだ。配属早々〈青く生意気な物言い〉をした1974年入社の「彼」は、のちに“ブランドビジネス”モデルを考案。斜陽の輸入繊維部門だけでなく、伊藤忠の事業全般に拡大し、社業に貢献した。
別会社に出向した「僕」は思う。「彼」は〈ますます勢いに乗っている〉〈態度も相変わらず生意気らしい〉が、商人に大切なのは、「彼」の持つ〈突き抜けるチカラ〉なのではないか、と。...
つづきを読む