麻生太郎の名前もある兜町の風雲児「中江滋樹」政界工作秘密リスト
株投資をする客に元手の10倍の資金を貸し付ける「10倍融資」というビジネス
ボサボサの髪に無精髭、太った体を三つ揃いのスーツにしまいこみ、下駄ばきで兜町を闊歩する。そんな奇矯な姿の中江滋樹氏（62）が世を騒がせたのは1980年代の前半。「投資ジャーナル事件」で集めた約600億円の一部は政治家に流れたとも、アイドルの“水揚げ”に使ったとも――。
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「レストランに連れて行かれると、兄貴がステーキを食べている横で俺はオムライスを頼んでいた。差額の500円を親父にくれと言ってコツコツ貯め、それで株を始めたんだ」
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