こいつぁ春からV 「松山英樹」がいいわえ

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 やった! ついに念願の2勝目である。2月7日(現地時間)、米アリゾナ州のTPCスコッツデールで行われた米男子ゴルフツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で、松山英樹(23)が世界ランク4位のリッキー・ファウラー(27)とのプレーオフを制したのだ。賞金は約1億4000万円。

「3日目は20万人、最終日が16万人という大観衆。そのほとんどがファウラーびいきのアウェイな状況でも、松山選手は冷静にプレーしていました」(在米ゴルフジャーナリストの舩越園子氏)

 2日目までアイアンの調子がよくなかったのだが、

「3日目の14番でチップインバーディを決めたあたりから上向きになり、本人にも光が見えたと思います。その自信が、最終日につながりました」(同)

 最終日の17番、ファウラーのボギーに対しバーディで追いついた松山は、最終ホールでも先にバーディを決める。プレーオフは4ホール続いたが、冷静さは最後まで失わなかった。

「最近の活躍で、スピース、デイ、マキロイの“御三家”に次ぐ4番手と見られているファウラーに勝ったのですから、松山選手の評価もぐっと上がるでしょう。ファウラーからは“またこんな試合をしよう”と声をかけられましたし」(同)

 2014年からスポンサー契約を結んでいるANAも大喜びだ。

「素晴らしい成績を挙げてくれて、社内も大いに沸きました」(ANA)

 ANAは、同じくスポンサーのレクサスと共同で、6月の全米オープン応援ツアーを企画しているが、

「こちらの募集にも弾みがつきそうです」(同)

 こいつぁ春から縁起がいいわえ――さあ目指すは4月のマスターズ制覇!

週刊新潮 2016年2月18日号掲載

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