小保方氏に割烹着を着せたのは笹井氏なのか? 〈「笹井副センター長」未亡人インタビュー(2)〉
“小保方さんに割烹着を着せた”
「また、以前から親しくしていた全国紙の記者が、一方からの情報で事実確認もなく『笹井が小保方さんを囲い込んでいた』というような記事を載せたこともありました。これに主人は『裏切られたみたいだ』とすごく怒っていました。信頼していただけに、その豹変ぶりがとても信じられなかったようですね。
笹井が仕組んで小保方さんにわざわざ割烹着を着せた、という報道もありましたが、あれも違う。そもそも主人は、女の人の服装やファッションには、まったくセンスがない人なので、そんな知恵が働くわけがありません。『乱倫な研究室』とか、『小保方さんと出張に55回も行っていた』と指摘する記事など、あの頃はもう“何でもあり”でした。主人は最初こそ報道はあまり気にせず、笹井が小保方さんを『僕のシンデレラ』と呼んでいる、なんて記事が出た後も、『あれは自分じゃなくて、違う人が言ったんだよ』と笑っていたくらいでしたけど、精神的な負担が増すにつれ、そうした記事に次第に追いつめられるようになっていったのです」(未亡人)
ノーベル賞のチョコレート
「また、主人が山中(伸弥・京大iPS細胞研究所所長)先生への対抗心を強く持っているかのような報道もありましたけど、あれも違います。STAP論文発表の記者会見の際、(STAPとiPSとを比較し、STAPの方が性能が高いと書いたような)ペーパーを配ったことから、そういう見方が広まったのだと思いますが、主人は後で『数字が独り歩きしてしまった』と後悔していました。実際は、山中先生とは厚労省のミーティングなどでしょっちゅう顔を合わせていてとても親しい仲でした。先生がノーベル賞を取った時も、主人は、メダルと同じ形をした記念のチョコレートにサインしてもらって、家に大切に飾っていたくらい。これは今でもそのままにしています。私はあの頃は逆に報道陣の方が狂っていたんだと思っています」(未亡人)
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