小保方氏に割烹着を着せたのは笹井氏なのか? 〈「笹井副センター長」未亡人インタビュー(2)〉
小保方晴子氏(32)による手記『あの日』の出版を受けて行った、笹井芳樹氏の未亡人へのインタビュー。小保方氏の元上司で、理化学研究所のCDB(発生・再生科学総合研究センター)副センター長だった笹井氏が自ら命を絶ったのは、2014年8月5日のことだった。家族宛て、理研の幹部宛て、小保方氏宛てに残された遺書には、共通して〈マスコミなどからの不当なバッシング、理研やラボヘの責任から疲れ切ってしまった〉とあったという。
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確かにその当時、笹井氏と小保方氏の“関係”についての報道は過熱する一方だった。
例えば、自殺の10日前に放映された『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』では、〈小保方さんと論文準備が出来るのをとてもうれしく思っています〉〈笹井先生 また近いうちにご相談に伺わせていただけないでしょうか〉なる両氏のメールのやり取りを、男女のナレーターに思わせぶりな口調で音読させていた。
著書で小保方氏はこれを、「個人攻撃」「過剰演出」と述べている。
「主人はその番組は見ていませんでした。ただ、研究室で誰かに内容を聞き、取材にもメールで答えたようですが、番組では、『都合の良いところだけピックアップされてしまった』と残念がっていました。私は番組を見ましたけど、あのメールも、変なナレーションを付けなければ、至って普通のメールですよね。単なる業務上のやり取りでしょう。それをわざわざ、という思いはあります」(未亡人)
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