恐れ入りました「カルーセル麻紀」73歳元祖の意地
“私はマキよ!”
現在、放送中のキリンのチューハイ「ビターズ」のCMは、水野美紀(41)に坂井真紀(45)に酒井美紀(37)。ミキ? マキ? と非常に紛らわしい名前の女優たちを一堂に集めたことに賞賛の声が上がりながらも、最後にすべてをかっさらっていくのが、低音でこの台詞を吐くカルーセル麻紀。
だが、もう1人いれば、完璧CMだったかも――。後藤田正純代議士夫人の水野真紀(45)である。オファーしたが断られたのではないかとの声もあるが、
「社内でもいろいろな方を検討した結果で、どなたにオファーしたかは申し上げられません」
とはキリン広報。ではカルーセルを起用した意図は?
「CMにも“人生は、ほろにがい。だから、楽しい。”とありますが、製品のコンセプトにぴったりなので出演して頂きました」(同)
当のカルーセル麻紀は、
「炭酸好きだし、甘すぎず美味しいのよお。でもね、アタシの人生なんてほろにがどころか、大にがよお」
その弾けっぷりは昨年末上梓した『酔いどれ女の流れ旅』をお読み頂くとして、
「インパクト強すぎなかった? もお、街で会う人みんなから“私はマキよ!”ってマネされてるの。長生きはするもんだわあ」(同)
マツコやミッツなどなど、オネェタレントの元祖、数十年ぶりのCM出演という。ちなみに御年73。
「CMのオファーは度々あるんだけど、いっつも流れちゃって。OL役って聞いていたコレだって決まるワケねえだろ!って思ってたくらいなんだけど」(同)
CMとして見事に話題になっている。でも、水野真紀もいたら?
「メチャメチャよ。だって、あの3人だけでもワケわからないじゃない。それでもみんな、二つ返事でOKしたって言うんだからエラいわよ。それでね、アタシの楽屋にチョコレートの差し入れがあって、水野美紀ちゃんからだと思ってお礼を言ったら、『私じゃないです。坂井真紀さんじゃないですか?』って。CMと同じになっちゃって大変だったのよお。それでさ……」(同)
老いて益々恐るべし。