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■貨幣経済をもたらした
前回の記事では、『日本を愛した植民地』(荒井利子・著)をもとに戦前、日本の委任統治領だったパラオの人たちが、戦後も日本に好意を持ってくれていることをお伝えした。
なぜ彼らは今でも日本時代を懐かしむのか。同書では数多くの島民の生の声を紹介している(以下、引用は『日本を愛した植民地』より)
たとえば1925年生まれのパラオ人、フジオさん(仮名)はこう語っている。
「日本時代が良かったっていうのは、まあ金もあったし、自由で、品物はたくさんありましたから。...
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トルコの世界遺産カッパドキアで日本の女子大生2人が何者かに襲われ、一人が死亡、一人が重傷を負った。事件を受け現地では地元住民約1000人が集まり、追悼行事が行われた。
住民らは日本語とトルコ語で「ごめんなさい」「申し訳ありません」「トルコと日本の友好は永遠にありますように」「皆さまの悲しみは、私たちの悲しみです」などと書かれたプラカードを持ち、追悼行進や献花を行った。
悲しみに暮れる日本人に対するトルコ国民の親愛の情が感じられ、曇天のなか仄かに薄日が差すような複雑な思いを感じる出来事になった。...
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