「年収160万円削減」「早期退職募集」でも先が見えない「朝日新聞」の落日
かのタイタニック号は氷山に衝突した後、船長らの必死の排水作業もむなしく、結局真っ二つに折れて海の底に沈んだ。朝日新聞の未来に待ち受けているのも同じ悲劇なのか。2年前の「慰安婦誤報」が巨船の腹に穿(うが)った亀裂は大きく、急激な部数及び広告費の減少をしのぐため、弥縫策(びほうさく)を打ち出したが……。
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松飾りもとれない1月6日の昼下がり、朝日新聞のさる地方支局。40代の中堅社員は、欠伸をかみ殺しながらPCを立ち上げた。何気なく社員専用のHPを開き、そこに掲載された社報に目を通す。...