幸村の末裔がデフォルメ「高畑淳子」に“いいね!”

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 NHK大河『真田丸』は1月17日放送の第2話で視聴率20・1%(ビデオリサーチ・関東地区)を記録。大河での20%超えは『八重の桜』以来の3年ぶり!

 幸村の母(高畑淳子)と姉(木村佳乃)の大河とは思えぬ芝居は、前回にも増してはっちゃけていたが、

「いやあ、面白かったですよ。幸村の母は京の出身ということですし、デフォルメはされていますが、明るくていい。サインをもらいたいくらいです。ドラマなんですから目くじらを立てることでもないでしょう」

 とは幸村の直系、仙台真田家14代目の真田徹氏。幸村と長男の大助は、大坂夏の陣で命を落とすが、次男の大八は、伊達政宗の家臣・片倉小十郎に引き取られ、現代まで脈々と続いてきたのだ。徹氏は大手建設会社を定年退職後は歴史研究家として活動している。

「死んだはずなのに生きているとか、史実を変えてはまずいけれど、それ以外で遊ぶことは良いと思いますよ。岩櫃(いわびつ)に向かう幸村たち家族を救うため、父の昌幸(草刈正雄)が颯爽と現れたのは、ちょっとわかりませんけどね」(同)

 徹氏はどんな幸村を期待しているのだろうか。 

「とにかく、幸村を悲劇の大将のように描いたり、蟄居中の九度山での生活を貧乏くさくするのだけはやめてもらいたい。堺雅人さんには最後まで明るく面白い幸村を演じて欲しいですね。昨年の『花燃ゆ』なんか、つまらなかったので、3回見てやめましたから」

 子孫に見られなくなったらおしまいである。

週刊新潮 2016年1月28日号掲載

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