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「日本人フリー記者がシリアで拘束」を流した情報源にインタビュー
危険を顧みず、命懸けで取材を行う戦場ジャーナリストたち。安田純平氏(41)もその一人だが、12月22日、NGO組織「国境なき記者団」は、彼がシリアで拉致され、身代金を要求されている、との声明を出した。ところが、声明はわずか6日後、あっさり撤回されることに。もっとも、安田氏の情報を提供した人物はおかんむりの様子で……。
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そもそも安田氏がアルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」に拉致されたとの情報は、昨年の7月頃から流れていた。が、ヌスラ戦線側から何の音沙汰もないため、日本のマスコミも報道しなかったという。...
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壊滅か、拡大か、2016年「イスラム国」
年も押し詰まった12月28日、7カ月に及んだラマディ奪還作戦を成功させたイラクのアバディ首相は、TV演説でこう吼えてみせた。
「2016年は大勝利の年になる。過激派組織『イスラム国』は壊滅する」
「次は北部モスルの解放だ。それが最終決戦になる」
「イスラム国」殲滅を宣言すると、翌日、ラマディに入城、市庁舎にイラクの旗を高々と掲げたのだ。
現代イスラム研究センターの宮田律氏は言う。
「20万人を擁したラマディは戦場となって1万人ほどに人口が減少、ゴーストタウン化していました。...
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