この道30年! “鑑定書”作成に1カ月以上かかることもある「8万円の占い」〈日本の超高級品ガイド(8)〉
神楽坂の出版社に勤務する記者が実際に見聞し、お届けする本シリーズ。「30万円の緑茶」や「1600万円のゴルフクラブ」などを紹介してきたが、最終回となる第8回は、東京・渋谷の「8万円の占い」を取り上げる。“実のあるモノ”か、それとも“ムダに高いモノ”か――。
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この道30年のマダム・セリカ(年齢非公表)は、生年月日を聞き占う「算命学」の使い手である。
「長らく30分8000円か60分1万6000円を基本にやってきました。それでも時々、お礼として多少のお金を包んでくださる方がいまして。...
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