リオ五輪の主導権を争う「福原愛」「石川佳純」決戦

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 全日本卓球選手権が東京体育館で開催されている。

 前回のロンドン五輪銀に続き、今夏のリオ五輪でも女子団体にはメダルの期待が掛かる。メンバーは既に内定していて、福原愛(27)、石川佳純(22)、伊藤美誠(みま)(15)の3人である。

「昨年の世界選手権で8強入りした美誠が加入し、実力は前回よりも上です」

 と分析するのは、さる協会関係者。だが、その表情は決して明るくない。

「懸案がありまして……愛と佳純の仲があまりにも険悪なんですよ。愛の方が年上ですが、全日本は佳純が2連覇中。しかも、昨年は直接対決が3度あり、いずれも佳純が勝っている。つまり、佳純には“リーダーは私”の思いがある」

 そういえば、11月下旬にこんな一幕があった。スポーツ紙記者が語る。

「以前、愛ちゃんとの“路チュー”を写真誌に撮られたテニスの錦織圭(26)と、佳純がツーショットで五輪関連イベントに登場したんです。マネジメント会社が同じだということもあり以前から親しかったみたいですが、元彼とイチャイチャしているのを見せつけられては、愛ちゃんも心穏やかとはいかないでしょう」

 ただ、先の関係者曰く、

「犬猿の仲はロンドン五輪前からなんです。ロンドンでは、彼女たちより年長の平野早矢香が緩衝材となってチームがうまくまとまっていたのですが、美誠はまだ中学生ですからね。緩衝材どころか、“あなたはどっちの味方?”と、火種になりかねません」

 今大会の女子シングルスは、両者とも順当に勝ち進めば準決勝で激突する。

「事実上の決勝ですが、できれば年上の愛に勝ってもらって、主導権争いにけりをつけてほしい」(同)

 決戦は日曜日。

週刊新潮 2016年1月21日号掲載

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