不穏な空気ただよう折から「有事に金」の買い方

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 サウジアラビアとイランの断交に始まる、中東情勢のさらなる混迷と不安。そのうえ北朝鮮の“水爆実験”と、年明け早々から世界は不穏。“有事”のニオイがプンプンするのだが、こんな時に投資の世界で言われるのが“有事に金”。金利こそ生まないものの、安定資産としての金地金の価値が、文字通り輝いてくるのである。

「実際、年初からのニューヨーク金先物相場は、それまでの下落傾向から一転して上昇しています」(経済部記者)

 やはり“有事に金”なのか、と思いがちだが、

「今の状況を単純に地政学的な“有事”と捉えないほうがいい」
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