「中国」「産油国」「北朝鮮」だけではなかった“東証独自の下げ要因”

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 この年初、日本の株式市場の前に複数の地政学的リスクが立ち塞がった。不安定な中国経済、3日に明らかになったサウジアラビアとイランの断交、そして6日に行われた北朝鮮の核実験である。

「北朝鮮の核実験については、ある程度リスクを織り込んでいるので、株安への影響は限定的です。また、これまで、産油国が集まる中近東で紛争が起これば、原油高になるのが常でした。ところが今回は生産過剰に加えてアメリカの利上げ前からドル高が進み、原油の下げは一向に止まらない。それが株安の要因の1つとなっている」(経済ジャーナリストの岩崎博充氏)
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