「佐田玄一郎」元議運委院長が女子大生に持ちかけた愛人契約の内容

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「上半身が考え、下半身が運命を決める」。アインシュタインの言葉に身につまされる男性は少なくなかろうが、自民党の佐田玄一郎代議士(63)もその1人。一昨年6月、本誌が佐田氏の女子大生買春の実態を報じ、彼は衆議院議院運営委員長の座を失った。あれから2年。還暦を過ぎた佐田氏は、再び自身の運命を左右しかねない火遊びに興じていた。

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「女子大生」「愛人契約」といえば、1982年に世間を騒がせた「夕ぐれ族」が余りに有名。会員女性の多くが現役女子大生というのをウリに、懐に余裕のある殿方たちをたちまち虜にした「愛人バンク」である。

 時代は違えど、佐田センセイも女子大生にご執心だ。当選9回のベテランながら、衆院ナンバー3の地位を棒に振って以来、永田町では鳴かず飛ばず。すでに政界引退の噂まで出始めたが、そのせいかどうか、ちゃっかり火遊びを再開していた。

「11月30日の夜でした。玄さんと六本木のイタリアンで食事した時、“1回4万円で付き合わないか”と誘われたんです。“ムリです”ってお断りすると“じゃあ、5万円で”って。それでも断ると、“1カ月に1〜2回しか会わなくていいから、月に15万円でどうだ?”ってしつこく食い下がってきて……」

 言うまでもなく、「玄さん」とは佐田氏のこと。愛人契約を持ちかけられたのは、東京六大学の一つに通う真奈さん(21)=仮名=だ。丸顔にセミロングの髪がお似合いの和風美人である。

■今度は「山本玄」

 2人が知り合ったのは、11月の上旬という。

「私は月に何日か赤坂のキャバクラでアルバイトをしていて、そこに玄さんが飲みに来たんです。名前は佐田ではなく『山本玄』と名乗り、51歳のバツイチで、建築会社の社長って言ってました。ハイボールを次々飲み干しながら“一目ぼれしちゃった”とか、“付き合おうよ”なんて積極的に口説いてきましたね」

 その後も玄さんは立て続けに店を訪問。金払いもよく真奈さんの売り上げもアップしたことで、「目つきがエロいオッサン」から、「少し面倒臭いATM」へと評価が変わったという。

 話を先のイタリアンレストランに戻すと、

「店ではずっと“お金だけはあるから”とか、“真奈はホントに可愛い。大好き〜”とか口説いてばっかり。正直、気持ち悪くて料理の味も覚えてません」

 ワインのボトルが空に近づくと玄さんは勝負に出た。

「援助交際とか愛人とか、何度も“そういうのはムリです”って言ってるのに、玄さんは“優しくするから”“ノーマルだから変なことはしないし”なんてエッチなことを言い出したんです。最後には“俺と契約したら学費の足しになるんじゃない?”って。お金さえ出せば何とかなるみたいな誘い方にすっかり嫌気が差して、あの日以来、連絡は一切無視しています」

 さて、玄さんはあくまでダンマリなので、13年に佐田氏が買春していた元女子大生に感想を聞いてみた。

「私の時は寺井で今度は山本って。偽名も変えてるんですね。あの人の女好きは一種の病気。女子大生フェチだし、いずれ同じことを繰り返すと思ってました」

 佐田氏の破廉恥ぶりには、「恐れ入谷の鬼子母神」である。

「ワイド特集 敵もさる者 引っ掻く者」より

週刊新潮 2015年12月31日・2016年1月7日新年特大号掲載

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