「中川郁子」とキスでも家庭は壊れない「門博文」代議士が吼えた!

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「過ちて改めざる 是を過ちという」。つまり、人は過ちを犯すが、その後に悔い改めることが大切である。不倫路チュー写真で、“ハレンチ議員”の称号を贈られた自民党の中川郁子(ゆうこ)議員(57)と門博文議員(50)。その後の動向を取材すると、門議員の離婚情報が流れていることが分かった。早速、ご本人に聞いてみると――。

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人目も憚らず……(右・門議員)

 路チュー写真(上)については、今さら説明の必要はあるまい。こんなものを撮られたら、二人は一切の関係を断ち切るはずだ。だが、この事件から4カ月後、本誌(「週刊新潮」)は“居酒屋デート”を楽しんでいる所を撮影。とにかく、自分たちがやらかした事の重大さをお分かりでないようだ。二人が所属する二階派議員が言う。

「週刊新潮」が撮影した“居酒屋デート”

「中川さんは未亡人ですが、妻子持ちの門さんは大変です。騒動の後、奥さんは支援者宅を一人でお詫び行脚していた。ところが、いい加減、愛想尽かして離婚を言い出した。離婚調停が始まったが、財産分与を巡って揉めている、という噂が地元の和歌山で流れています」

 ついに家庭崩壊か? 噂の真偽を確かめるべく、和歌山市内にある自宅を訪ねた。

 インターホンを押すと、出て来たのはTシャツ姿の門議員。記者が、まず、「離婚したのか」と問うと、「ふふん」と笑いながら、

「(離婚は)していない。お前ら、もう迷惑なことばっかしに来んなや!」

 そう否定すると、

「あんた達がこないだやったことで、またオレは苦労してるわけやん」

 と言い出すのであった。

“迷惑なこと”とは、本誌が報じた“居酒屋デート”のことらしい。すると、記者を自宅の中に招き入れ、再び捲し立てた。曰く、

「取材を受けて、君らと僕らで考えが違うことがよう分かった」

「次の選挙は小選挙区で当選することを目指している。頑張れ言うてくれる人もいるし、君らが聞いてきたみたいな噂を流す人もいるわ。どうせそういう人とグルになっとるんやろ」

 脅かしたり、宥(なだ)めすかしたり。門議員は恐い。そして、こう吐き捨てた。

「君が帰った後、オレは大変やで。(家族から)『お客さん誰?』と聞かれる。家族は不愉快や!」

 確かに針のムシロかもしれないが、所詮は身から出たサビ。ところが、反省の弁は聞かれなかったのだ。

中川郁子議員

■「問題じゃない」

 和歌山の自民党関係者が言う。

「結局、奥さんと3人の娘さんは、門さんを許したそうです。一番上の娘さんの怒りの矛先は、中川郁子さんに向かっているとか」

 一方の、中川議員の近況について、地元記者が言う。

「11月中旬、彼女は地元で政治資金パーティーを開催した。その席で、門さんとの騒動に触れ『問題じゃない。前を向いて行くのみ』と話していました。地元の支援者は本音では皆怒っているわけだから、彼女ももう少し謙虚にならないと選挙の時に見放されるよ」

 彼女の後援会も危機的状態になりつつある。

「7月に十勝連合後援会の幹事長が辞任しています。裏には、今度のスキャンダルに怒った右翼団体の街宣活動が関係している。会長の方も彼女にほとほと呆れ、2016年の春には辞任すると見られています」

 二人揃って落選がキスの代償では、高いか、安いか。

「ワイド特集 敵もさる者 引っ掻く者」より

週刊新潮 2015年12月31日・2016年1月7日新年特大号掲載

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