こんな記事も読まれています
「東芝」「マクドナルド」大企業に見る失敗例 間違いだらけの「謝罪会見」事例研究2015(3)
企業の危機管理のプロである田中辰巳氏が「謝罪会見」の真髄を説いた当連載。今回は日本と世界を代表する二つの大企業の対応について聞いた。
***
危機管理には、「感知・解析・解毒・再生」という4つのステージに合わせた対応が求められるというが、犯した過ちや罪の重さを認識し、その後の展開を予測する「解析」よりも前段階に当たる、危機を感じ取り、事態を正確に把握する「感知」で躓(つまず)いた企業もある。巨額の不正会計で世の中を騒然とさせた東芝である。
社内調査で500億円とされた利益の水増し額は、第三者委員会の報告で1500億円となり、その後、2200億円にまで膨らんだ。...
つづきを読む
こんな記事も読まれています
明るくて感じが良い「あの人」が苦手/それ、人間アレルギーが原因です
ストレスの大部分は人間関係が原因と言われる。職場は、いわば人間関係の“百貨店”。百人百様、悩みは尽きない。
病院で医療事務の仕事をしている紀美子さん(仮名)は、30代の女性。責任感が強く、きっちりと仕事をこなすことで、職場の信頼を得てきた。
ところが、その紀美子さんが困り果てる事態が起きた。発端は、事務全般を切り盛りしてきたベテラン主任の退職。紀美子さんの負担が増えたところに、採用された新人女性が事態を悪化させてしまったのだ。
新人女性は明るくよく喋る人で、最初は紀美子さんも「感じのいい子」だと思っていた。...
つづきを読む