【「原節子」の後半生】ナチス「ゲッベルス宣伝大臣」と会談もあった世界一周旅行

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 1937年3月。満州国が建国された同じ月に、原節子は船と鉄道を乗り継いで渡欧。続いてアメリカ大陸も横断し、世界一周を果たして帰国している。その間、ドイツではナチスの宣伝大臣、ヨーゼフ・ゲッベルスと談笑していたのだ。

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 日独防共協定が締結されたのは1936年11月。それに合わせるように日独合作映画が企画され、アーノルド・ファンクという監督が訪日した。

「ナチスの党大会のドキュメンタリー『意志の勝利』を監督したレニ・リーフェンシュタールを、女優デビューさせた監督です。...

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