脚本家が代わった! 篠原涼子「オトナ女子」異変
終盤を迎えた“秋のドラマ戦争”に異変アリである。
2年半ぶりに連ドラ復帰の篠原涼子を主演に据えて、江口洋介や吉瀬美智子らが共演するフジテレビの『オトナ女子』。ダメ男に振り回されながらも、幸せを掴もうとする女性の奮闘を描くが、木曜22時放送で平均視聴率は7%台と二桁に届いた回はない。敗色濃厚の空気が漂う中……。
篠原涼子
「11月26日放送の第7話で、脚本家が女性に代わったんです。前任の尾崎将也氏は、NHKの朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』や『特命係長 只野仁』でヒットを飛ばしたベテランですが、今回は“久々のラブコメ”と本人が告白していた通り、視聴者ウケは芳しくなかった」(放送記者)
余波は続く。放送翌日の27日の定例会見では、亀山千広社長が“篠原さんへ謝罪に伺いました”と明かす一幕まであったのだ。
「亀山社長は前回10月の定例会見で、篠原涼子の演技に“イタさが足りない”と口を滑らせ波紋が拡がっていた。何かしらテコ入れが必要と感じていたのです」(同)
遡って11月11日の「第452回フジテレビ番組審議会」でも、『オトナ女子』の評判は散々だったとか。
「シナリオ界の大御所・大石静氏が“ちょっとズレているなという気がする。40代の女性3人の会話も上っ面”と酷評したんです。ドラマ制作センターの現王園(げんおうぞの)佳正室長も、“スタッフには女性ディレクターもプロデューサーも脚本家も入っていない”と、制作サイドが男ばかりなのを反省してました」(フジ関係者)
というイキサツがあって、新たに抜擢された脚本家は、キムタク主演のTBS『安堂ロイド』を手がけた泉澤陽子氏。前任の尾崎氏と同じ事務所の後輩にあたる。
当のフジテレビに聞くと、こんな答えが返ってきた。
「急に交代したということではなく、もともと第7話から9話まで泉澤さんにお願いしておりました。尾崎さんは最終回の10話を改めて担当します」(広報部)
ひやひやドキドキのフジテレビ――。