日本で5億円以上稼ぐ韓国出身「イ・ボミ」強さのワケ
去る11月22日のことである。福島・五浦庭園CCにおいて、1メートルに満たぬパーパットを沈めて優勝を決めたイ・ボミ(27)は、今季の獲得賞金を2億2581万円余に伸ばした。
これは、女子はおろか男子の年間最高獲得賞金をも凌駕する数字だ。この抜群の結果をもって、彼女が2011年に日本上陸を果たしてからの獲得賞金が、5億円を超えることとなったのである。
今年3月、沖縄で幕を開けた女子ツアーに彼女は31回参戦。うち優勝および2位がともに7度、そして3位が3度と安定したゴルフを展開した。
■ノリちゃん
「彼女の強みは」
と、さる運動部デスクが次のように解説する。
「スイングの再現性が高いところ。どんな場面や状況においても同じスイングができ、軸もぶれることがない。ボールが常に曲がることなく飛んでいくので、その秘訣を彼女に問うと、“まっすぐに振り下ろす”と説明するのですが……」
達人の深くて重い言葉かな。後を受けるのが、ゴルフ担当記者のひとりである。
「キャディの“ノリちゃん”こと清水重憲さんの存在が大きい。彼は、谷口徹と上田桃子がそれぞれ賞金王と女王を獲得した2007年に彼らのバッグを担いでいた、いわば賞金王請負人。イ・ボミとノリちゃんは12年秋に初めてタッグを組み、それから1年のブランクののち、14年から本格的に“二人三脚”をスタートさせたのです」
清水氏との“距離”が結果を左右してきたようで、事実、
「12年の女子賞金ランキングでは2位だったのが、翌年は7位に退いたものの、14年にはトップ3にランクインしました」(同)
そのうえ、
「週1度のうなぎが彼女の勝負飯」
だとして、こう付け足す。
「韓国にはない蒲焼きやひつまぶしがお気に入り。成績向上をと、おまじないのように食べていますよ」
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