「井川遥」もハイボールをあおりたい「義父」の自宅の競売入札決定
ウイスキーを手に嫣然と微笑み、世の男性を魅了してきた「元祖癒し系」の井川遥(39)。が、実はその本人が、いま最も癒しを求めているはずである。何しろ、義父の住む豪華マンションが競売にかけられ、まもなく入札が始まろうとしているのだから――。
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世の男性を魅了してきた「元祖癒し系」の井川遥
NHK大河『花燃ゆ』では女囚役を演じた井川も、私生活では2006年に結婚したファッションデザイナー・松本与(あとう)氏(53)との間に一男一女のある母親。夫は電機メーカー「パイオニア」創業者の孫にあたり、井川は希少な“癒し系セレブママ”の地歩を固めたわけである。
そんな彼女に、いま親族のトラブルが降りかかってきているという。さる事情通が明かす。
「与さんの父親は、パイオニア元会長の松本冠也(かんや)さん。今年85歳を迎え、紀尾井町のホテルニューオータニに隣接するマンションのワンフロアを占める事務所兼自宅で、悠々自適の暮らしを送っていたのですが……」
延床面積はざっと400平方メートル。まさに創業者一族に相応しい住まいなのだが、
「この居宅に12年9月、SI(システムインテグレーション)事業を手掛ける『日本情報産業』という会社が3億円余りの抵当権を設定しているのです」(同)
同社はパイオニアの古くからの取引先で、初代社長と昵懇だった冠也氏は、たびたび融資を頼んできたという。が、07年に初代が亡くなると、同社と冠也氏との“関係”は変化していった。
■「名誉ではないので」
事情通が続けて、
「それまでは互いの信頼関係で貸し借りが続いてきたのですが、先方の方針が変わり、貸金の返済を催促されるようになりました」
結果、抵当権が設定され、冠也氏は自社株を売却するなどして約2億円を返したものの、
「完済には至らず、日本情報産業は競売を申し立て、今年3月27日、東京地裁は競売開始決定を通知。入札は、今月19日から開始されることになりました」(同)
物件の評価額は約3億1400万円とされたものの、実勢価格では6億円前後の値がつくと見られている。
日本情報産業は、
「この段階で、こちらからお答えすることはありません」(広報室)
一方、冠也氏を知る人物によれば、
「本人はこの状況に戸惑っていて、『初代の頃とは人間関係が変わってしまった』『息子(与氏)にも、金策のことでいろいろ世話をかけている』としきりに嘆いていました」
その冠也氏に聞くと、
「(日本情報産業の)初代とは親しくしていましたが、それとは関係なく、向こうさんの今の相手は、回収を商売にしている弁護士さんだから。こんなこと公にしても、名誉なことではないし、阿呆をさらけ出すようで……」
と、言葉少な。追い詰められた義父を思えば、嫁もいっそハイボールをあおりたくなるような心境に違いない。
「ワイド特集 転ばぬ先に折れた杖」