“身内”の稲田朋美政調会長からも「パンティ」と呼ばれる「高木パンツ大臣」
震災から4年半が経過して、なお思うようには進まぬ復興・原発事故再生の担当大臣として、白羽の矢が立った高木毅代議士(59)。その彼に大臣の資質がゼロであることは、「週刊新潮」が2週に亘って報じてきたとおりである。
「週刊新潮」は2週に亘って高木毅代議士の「パンツ窃盗歴」と「露出癖」について報じた
わけても下着ドロボーを働いた過去については看過できない。そのあらましをおさらいしておくと――。今から30年ほど前に高木氏の地元・福井県敦賀市内の住宅街で起こった出来事だ。彼は白い手袋をはめ、事前に用意した合鍵で民家へ侵入。その家には彼が好意を寄せる女性が住んでおり、彼女の部屋で箪笥の中を物色し、パンツを持ち帰った。犯行後、敦賀署が住居侵入および窃盗の疑いで高木氏を取り調べたが、検挙には至らず。というのも被害者側が、当時敦賀市長を務めていた高木氏の父・孝一氏による謝罪を受け入れ示談が成立したからだ。ちなみに高木氏は現在の妻と既に結婚していた――。
かねてからそういった話は、噂レベルでは地元はおろか永田町でも囁かれていた。政治部デスクによると、
「同じ福井県選出の山崎(正昭)参院議長は高木さんのことを、“パンティちゃん”と陰で言っていたし、稲田さん(朋美・自民党政調会長)の場合は、単に“パンティ”と呼んで眉をひそめていた。そういうこともあって、永田町では『高木といえばパンツ』だったのです」
“公然の秘密”ではあっても、あやふやな噂話の域を出なかったところを、「週刊新潮」は、大臣が実際に下着ドロに入った被害者宅を特定。目撃者ならびに被害者の妹からの証言を得て、先に触れたように紹介したのである。
それからというもの大臣は、ぶら下がりで記者に畳みかけられても、〈そうした事実はない〉〈大臣の重責を果たすのみ〉と木で鼻をくくったように下着ドロを否定して嘘をつくのだが、一方で地元では、疑惑を報じた「週刊新潮」の買占めに走ったり、予定されていた行事をドタキャンしたり……。高木「毅」の名前とは裏腹に、まったく「毅然」とした態度はみられない。
危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は、
「そういった高木大臣の振舞いは、何か後ろめたいことがあるからこそではないかと見なされがち。つまり、無実の人間なら決して取らないような言動を取っているということなのです」
と指摘している。
「特集 閣下、嘘をついたらアウトです! 『高木パンツ大臣』の幼い危機管理」より
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