【詳報!】“裏カジノでバカラ”巨人・福田「“これが弘道会の幹部の電話番号や”」 「山口組」と密接交際
46年前の悪夢は甦るのか。巨人軍の野球賭博問題は、警視庁も捜査に本腰を入れ始めた。高橋由伸新監督の頭上を覆う霧は、黒さを増すばかり。さらに追い打ちをかけるかのように、疑惑の投手が「山口組弘道会」との密接交際を吹聴しているとの重大証言が飛び出してきた。
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発言が飛び出した“現場”の居酒屋
暮も押し詰まった、昨年12月27日のことだった。
和歌山県紀の川市の国道24号線沿いにある居酒屋で、県立伊都高校の野球部OBによる忘年会が夜8時から開かれた。
実は、その場に野球賭博への関与が最初に発覚した、巨人軍の福田聡志投手(32)が顔を見せたという。
1軍で0勝1敗という成績しか残せず、シーズン終了直後に2軍落ちをしてのオフを迎えていたのである。
忘年会に参加したOBが振り返る。
「そのときは、“年末、一杯やろか?”みたいな感じで集まった。野球部出身者のなかで、30から37歳くらいまでのメンバーに声がかかり、20人以上がそこに来たかな。福田を呼んだのは、高校時代から仲の良かった同級生やった。会が始まって1時間半くらい経ったら、各々、場所を移り、僕らも気心の知れた連中でかたまって、和気藹々とビールや焼酎を酌み交わしてたんや」
すると、そこへ福田投手が近づいてきたという。
「仕事の話をしていたら、福田がいきなり、“なにか困ったことがあったら言うてください”と口を挟んできたんや。それから、“いくらでも弘道会、動かせますよ”なんて、勢いよく話し出したんですわ。こいつは何を言うてるんやという空気が漂ったんやけど、福田はそれにお構いなしで、今度はスマホを取り出し、“大きな声では言えへんけど、これが弘道会の幹部の電話番号や”と言うて、僕らに自慢げに見せてた。ホンマに上の方の人らしく、確か、中野という苗字でしたわ」(同)
国内最大の暴力団組織、山口組は現在、六代目山口組と神戸山口組に分裂し、一触即発の状態にあるのはご存じの通りだ。言うまでもなく、弘道会とは六代目山口組の司忍組長の出身母体である。そして、弘道会のナンバー2の地位である“若頭”には、福田投手が口にしたのと同じ苗字の人物が就いている。偶然の一致で片づけていいかどうか。
「福田は弘道会の支部みたいなもんが東京にもあって、そこでかわいがってもろとるって言うてましたわ。またさらに、スマホを操作して、見るからにヤクザ風の3人組と撮った写真を見せてきよった。それを指差しながら、“こんな感じでかわいがってもろうとる”と説明してた。さすがに、その話を聞いてたあるOBが、“そんなんと付きおうて、大丈夫なん? やめときや”と諭すように言うたんです。でも、福田はニヤニヤするだけで、意に介さない様子やったわ」(同)
しかも、このとき、弘道会との親密な関係を吹聴するだけでは終わらなかった。
別のOBによれば、
「忘年会が10時半頃にお開きになると、福田は、“遊べるとこ、行けへん?”と何人かに声を掛けていた。遊べるとこいうんは、隣の和歌山市にある裏カジノのことやった。福田は、“ここや”言うて、スマホでバカラ台の写った写真を見せて回った。そこは、山口組系の暴力団がやってるカジノでな。“カネがないから”と断られても、“僕が出したる”と誘っとった。結局、忘年会に福田を呼んだ同級生は付いて行ったみたいやけどな」
■野球賭博常習者
そもそも、高校時代から福田投手がバクチに嵌っているのは知られていた。
「練習のあと、パチンコ屋に出入りして、学校に通報されたこともあった。高3のときには、部室に放ってあった福田のカバンの上に、高校野球を対象にした野球賭博の“ハンデ表”があるのをコーチが見つけてな。“こんなことをやってるのがわかったら出場停止や。みんなに迷惑をかけるのがわからんのか?”とどやされ、“もう、せんときます”と謝っとったわ。コーチが大ごとにせえへんかったから、それだけで済んだんやで」(同)
地元では、過去の行状が尾を引き、野球賭博問題が表沙汰になると、“あいつなら、やりかねん”“懲りないやつや”という声がほとんどだったという。
43年間にわたって、伊都高校の野球部を率いた、窪田博前監督も嘆息する。
「今度のことは、誰が考えてもやったらいかんことや。今シーズンは敗戦処理としても1軍の試合には出てないし、何しとんのやろなと思ってたら、こないなことをしとったとは。私は、彼と暴力団との関係は知らんけど、巨人に入団するとき、気ぃ付けなあかんでとは言うてました。やんちゃなところがあったから、そういうのに憧れることがあるかもしれへんと思っとったんや。ややこしい人たちとの付き合いを自慢しがちな奴やったから……」
「特集 重大証言 巨人軍投手が吹聴する『山口組弘道会』との密接交際!」より
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