【ノーベル賞】「大村博士」受賞は「巨大製薬企業」荒稼ぎへの警鐘――里見清一(臨床医)

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「この決定には、何らかのメッセージが込められているのでは」――。北里大学特別栄誉教授の大村智博士によるノーベル医学・生理学賞受賞の一報に接した時、こうした思いが胸中に去来したと言うのは、臨床医で、『医者と患者のコミュニケーション論』(新潮新書)の著者、里見清一氏である。慶事が警鐘を鳴らす、巨大製薬企業(メガファーマ)の荒稼ぎの実態と、日本医療制度の暗澹たる未来とは。

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 今般の大村先生の受賞は大変すばらしく、同じ日本国民として誇りに思う。と同時に、私の脳裏にはいろんな感慨が浮かんだ。...

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