闘病「北斗晶」に投資を勧める「松居一代」

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「5年後の生存率は50%と告げられました……」

 乳がんのため右乳房全摘出手術を受けたタレントの北斗晶(48)が退院直後に会見を開いた。

「元気な“鬼嫁”になって、またテレビに出たい」

 と力強い復帰への意思表明は、さすが元プロレスラーと思わせるもので、がんの告白時から多くの友人たちより励ましの声が上がった。

 リングの先輩である長与千種は”彼女をなにがあっても助けたいし 負けさせたくない。負けるなよ!”。

 お笑いタレントの松嶋尚美は“病気と闘っている方に、『頑張ってください』はNGワードだと聞いたことがあるのですが……(中略)でも、やっぱり……頑張ってください!!!”などなど、それぞれがブログやツイッターに綴っている。

 だが、ひとり違和感のあるブログが松居一代(58)。術後の病室を訪ねたことを公表しているのだが、“私には34年のキャリアをもつ投資家としての顔があります/ここは、一肌脱いで/「投資家 松居」として北斗家にハッピーになっていただきたいですね(中略)北斗さんは 投資家としても成功されるような予感がします”と投資を勧めるメッセージ。

「北斗さんを心配しているとアピールしつつ、自分の資産形成の技を自慢しているかのよう。こんな時に言うことかと思う方が大半と思いますし、それを客観視できない松居さんに違和感を覚えるのでしょう」

 とは上智大学教授の碓井広義氏(メディア論)だ。

 見舞いには、“ちょうど”発売したばかりという著書『松居一代の開運生活』も持参したらしい。だが、それらは北斗のブログには一言も触れられていない。

 商売熱心もほどほどにしないと、運も逃げますよ。

週刊新潮 2015年10月15日神無月増大号掲載

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