自民党大幹部に「ポピュリストの王様」と陰口された「小泉進次郎」代議士
「大胆な変人」と呼ばれた父親とは対照的に、小泉進次郎代議士(34)は「繊細な凡人」とされている。ところが最近は繊細さが影を潜め、少々お口が滑り気味。名指しこそ避けたものの、党の大幹部を批判の槍玉に挙げているのだ。が、今や逆に「ボピュリストの王様」と陰口を叩かれる有様だ。
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怒り心頭の高村副総裁と進次郎氏
「俺が傲慢だって? 小泉進次郎風情が、あいつこそ傲慢じゃないか。あいつはポピュリストの王様だ!」
9月30日の夜、憤懣やる方ない様子で周囲に怒りをブチまけたのは、自民党の高村正彦副総裁(73)だ。
理由は進次郎氏による、高村氏への相次ぐ“ダメ出し”にある。30日昼に東京・麹町で講演した際、国民の安保法案への理解が進まない理由を問われ、次のように答えた。
「自民党にも責任がある。例えば、憲法学者の長谷部さん(恭男・早大教授)。自民党が呼んだ方が(違憲と)言っているなら、真摯に受け止めるべきだと思う。その後、一部のベテランから出てきた声は“国家の平和や国民の安全に責任を持っているのは学者じゃない、政治家である”と。そういう姿勢も国民から権力の驕りと捉えられた面がある」
この“一部のベテラン”とは高村氏のことだ。当時は法案成立に向けて指揮を執っており、進次郎氏が槍玉に挙げた言葉で「安保法案は違憲」と批判を強める野党に反論していた。
■党内野党宣言
進次郎氏はこの5日前、9月25日付の神奈川新聞のインタビュー記事に登場していた。そこでも先の講演と同様の質問に高村発言を引っ張り出して、
「私は傲慢だと思う。国民から見たら、自分たちが呼んだ方が言ったことなのに、何を言っているんだ、という印象も大きかったと思う」
と、やらかした。知名度はあっても、所詮は当選3回の陣笠議員。高村氏の怒りはごもっともで、冒頭にご紹介した発言は、
「政務官として政府に籍を置くヤツが後ろから鉄砲を撃つか? 親父には少なくとも信念があったが、進次郎は常に世論におもねっているだけだ。一度でも世論に逆らって自分の信念を発言したことがあるのか?」
と、むしろ、ヒートアップする一方だったのである。同じ自民党の中堅議員も、苦々しげだ。
「復興政務官としての実績は皆無のくせに、全く関係してない安保法案を批判するなんて、何様のつもりかねえ。最近も総理側近が“あいつはどうして直接、高村さんに言わないんだ?”と撫然としていた。安全保障委員会のメンバーたちも、“法案を分かっていないヤツほど、国民の理解だなんだと形式論ばかり口にする”と、呆れていますよ」
これまで進次郎氏は長老を始め、先輩議員に可愛がられてきた。それがどうして、大幹部に斬りつけるような発言を重ねているのか。
「これは、事実上の党内野党宣言でしょう」
と見るのは、進次郎氏を長年取材しているライターの常井健一氏だ。
「遅くとも2018年には、安倍政権が交代の時期を迎えます。それを見越して現政権と一線を画し、今からフリーハンドを確保しておくという意図を感じます。ただ、高村さんに向けた言葉は政府の一員としては不適切で、彼らしくないですね」
党内野党どころか、党内孤立化しそうな勢いなのだ。
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