昼のラブコメで主演を張る「ピース綾部」

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 いったいどっちが本業やねん?――よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ・ピースである。

 ご存じ又吉直樹は小説『火花』の芥川賞受賞で作家稼業に火が付いた。相方の綾部祐二といえば、“イケメン芸人”を看板に、この5年来役者仕事に大忙し。

「又吉フィーバーで“格差キャラ”となった綾部は、又吉を大先生と呼び、“アシスタントになる覚悟もある”と公言していたが、裏では、コンビ解散と引退を洩らしていた」(芸能記者)

 そんな綾部に、大きな仕事が舞い込んだ。9月28日スタートのフジテレビ系昼ドラ「別れたら好きな人」(月~金曜、午後1時25分~)の主演に抜擢されたのだ。

 内容は、2度目の結婚生活も破綻しかけている主人公(綾部)の前に、上司として現われたのは元妻(白石美帆)だった……というラブコメディ。元AKB48の秋元才加や山口智充、小川菜摘が脇を固める。

「綾部さんの愛されキャラ、いじられキャラ、存在は主人公そのもの。起用については、又吉さんの芥川賞受賞が発表される少し前に決まっていました」(制作する東海テレビ)

 綾部本人が番組HPで〈こんな幸運に恵まれたのもきっと、又吉先生のおかげですよね?〉と感謝すれば又吉も、〈日頃から、「夢はハリウッド」と言っていましたが、昼ドラの主演になるとは思いもしませんでした〉〈相方としても嬉しい〉とエールを送る。ボケとツッコミはどないなる?

週刊新潮 2015年9月24日菊咲月増大号掲載

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