梨園が許した「片岡愛之助・藤原紀香」交際を許せない女たち

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 女遊びには寛容でも結婚相手選びには厳しいのが「梨園」である。ということは、片岡愛之助(43)が正式に交際宣言した藤原紀香(44)は、歌舞伎界のお眼鏡にかなったというわけなのか。だが、愛之助がこれまで捨てた美女たちにしてみれば、文句の一つも言いたいだろう。「私とどこが違うの!」と。

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梨園の妻になれるのか

 数々の美女と浮名を流してきた「ラブリン」こと愛之助は、これまで女性との交際を自ら明らかにしたことはない。それだけに、「FRIDAY」(9月11日号)に紀香との熱愛写真が載り、直後に交際宣言をしたのは、異例の展開なのだ。

 芸能デスクが言う。

「すでに愛之助は、紀香の事務所に挨拶も済ませ、仁義を切ってあるそうです。言うなれば彼女との交際は、これまでの女性とは違うということです」

 歌舞伎界だけでなく一昨年放送の『半沢直樹』(TBS系)での“怪演技”が話題になるなど、テレビでも引っ張りだこの愛之助は、プレイボーイとしても有名だ。先に別れた熊切あさ美のほか、巨乳アイドルの佐藤江梨子、つかこうへいの娘で元宝塚女優の愛原実花といった美女との交際が報じられてきた。

 だが、いずれも破局で終わったのは、歌舞伎界という「壁」が立ちはだかってきたからだと、歌舞伎に詳しいジャーナリストが言う。

「崖っぷちアイドル」、熊切あさ美(34)

「熊切あさ美の時もそうでしたが、交際が報じられると決まって後援会や松竹の関係者から“結婚はないだろうね”と心配する声があがったのです。梨園の妻になったら大切なのはお付き合い。後援会、贔屓筋、そして役者の奥さんたちともうまくやっていかなくてはなりません。中途半端なグラビアタレントでは務まらないというわけです」

■「格」が違う

 ところが、紀香との交際では、今のところ「反対」の声があがっていない。

「最近、彼女はドラマの仕事が減っており、CMも十数本から2本に減っています。女優としてはピークを過ぎた観がありますが、歌舞伎界からすれば女優はむしろ引退してくれたほうがいい。愛之助も紀香との結婚の可能性を知人にほのめかしているそうです」(前出の芸能デスク)

 となれば、交際宣言から一気に結婚に突き進む展開だってある。そうなったら悔しいのは、「梨園の妻」の座を逃してしまった美女たちだ。紀香と彼女たちを分けたのは何だったのか。

 芸能ジャーナリストの平林雄一氏が言う。

「やはり、芸能界から梨園に入るのなら女優としてのキャリアと“格”というものがある。紀香と過去の3人はそこが違うのです。愛原の場合は、有名演出家の娘というだけでぜんぜん知名度はなかった。佐藤は当時の事務所の野田義治社長が“歌舞伎界に入れると思ったら大間違いだぞ”と説得したものです。熊切などは、はっきり言って“ポイ捨て”キャラですよ」

 捨てられた女たちの怨念の視線を浴びるなか、紀香は無事ゴールにたどり着けるのだろうか。

「ワイド特集 祇園精舎の鐘の声」より

週刊新潮 2015年9月10号掲載

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