「山本聖子」に男児誕生で「紗栄子」の心配は「ダルビッシュ」の分配金

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“七色の変化球”と称される球種と同様に、多彩な美女たちと浮名を流してきたダルビッシュ有(28)。それもこれも、端正なマスクに加え、“6年6000万ドル”という破格の契約金の為せる業だろう。さて、そんなセレブ選手が元レスリング世界女王の山本聖子(34)との間に男児を儲けたことを公表。皮算用に狂いが生じた前妻・紗栄子(28)がやきもきするのも頷ける――。

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紗栄子は現在、シングルマザーとして“チビダル”“ベビダル”と呼ぶ男児2人を育てている

 これまでの女性遍歴はともかく、“過去最強”のパートナーを得たイケメン投手は目下、順調にリハビリ生活を続けているという。

「この3月にトミー・ジョン手術を受けて今シーズンを棒に振りましたが、ナーバスな印象は皆無ですね」

 とは、レンジャーズの本拠地・テキサスで取材を続けるジャーナリストだ。

「手術から1カ月後には、“ギプスも取れたし、シャワーも浴びられます”と言って、まだ生々しい手術跡を報道陣に披露していました。本人は常にリラックスしたムードで、地元メディアにも、“あと数週間でキャッチボールができるだろう”と語っています」

 加えて、やはり“年上女房”の存在は大きい。

「春季キャンプには聖子さんとその長男、それに兄の山本“KID”徳郁も顔を出していました。家族に関しては取材NGですが、今回の男児誕生については地元紙も大きく報じています」(同)

■生涯年俸“102億円”!

“アスリート一家”にもたらされた朗報に祝福ムードが高まるなか、気を揉まざるを得ないのは前妻であろう。紗栄子は現在、シングルマザーとして“チビダル”“ベビダル”と呼ぶ男児2人を育てているが、今回の“オメデタ”はその家庭にも影響を及ぼしかねない。

 少々、不躾な話題だが、球界きってのセレブ選手ゆえ気になってしまうのは、彼が万一の事態に見舞われた際の“相続”である。

 それでは、彼が選手生活を全うした場合、どれほどの資産を残せるのか。

 まず2012年から6年間の契約金は6000万ドルとされ、「1ドル=120円」としても約72億円に上る。

 それ以降の契約について、大リーグ評論家の友成那智氏に概算してもらうと、

「手術を受けたのが20代後半なので投球への深刻な影響はないと思います。このまま3点台前半の防御率を維持すれば、32歳で迎える契約更改でも“4年6000万ドル”は固い。また、36歳でヤンキースヘと移籍した黒田博樹と同程度の評価を得られれば、さらに“2年2500万ドル”の契約を結べる。そこで引退してもメジャーでの年俸は合計で約1億4500万ドル。連邦税の39・6%と、エージェントに支払う5%を差し引いても日本円で約96億円に達します」

 ちなみに、日本ハム時代の年俸は総額14億1700万円で税金を支払うと、約6億円が残る。稀代の“右腕”は生涯に102億円を稼ぎ出すことになるわけだ。

 さて、その遺産の分配について税理士の鈴木修三氏に尋ねると、彼が再婚せず、子供も儲けなかった場合は、

「遺産は紗栄子さんが産んだ子供2人に等分されます。相続税を引くと、ひとり当たり約23億7800万円。ただ、聖子さんと再婚して、子供ができれば遺産の半額は配偶者に、残りを3人の子供たちで分配する形になる。相続税を考慮すると、紗栄子さんの子供の手元にはそれぞれ8億1700万円程度が残る計算です」

 紗栄子の子供たちが貰えるはずだった総額は、この時点でマイナス15億6100万円。当然ながら、子供が増えればその分、遺産も目減りする。誰よりもその馬力を知る前妻としては、嘆息する他なさそうだ。

「ワイド特集 女たちは荒野をめざす」より

週刊新潮 2015年8月13・20日夏季特大号掲載

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