渦中の「下村博文」文科相に訊いた「新国立」を巡る権力闘争
新国立競技場建設を巡って批判に晒され、進退問題も浮上する下村博文・文科相(61)。とりわけ森喜朗元総理からはサンドバッグ状態で打ちのめされてきたが、反撃は控えていた。その渦中の下村大臣が遂に沈黙を破り、全内幕を明かした。権力の中枢で何が起っていたのか。
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「総理、このままでは新国立競技場の建設にかかる総工費は、当初予算の1300億円を大幅に超え、3000億円規模に膨れ上がってしまいます」
総理官邸の執務室で、私が安倍晋三総理に極秘裡に重大な報告を行ったのは6月中旬のことでした。...