“芸人殺し”の黒柳徹子 「アメトーーク!」芸人に「もう一度見せて」

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 放送開始から40年を迎えた長寿番組『徹子の部屋』に数々のゲストを招いてきた黒柳徹子さん(81)。彼女には「芸人殺し」の異名がある。出て頂きたいゲストを問われ、

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 私が笑えなかった芸人さんたちに、もう一度来ていただきましょうか。

 なんでも、私は「芸人殺し」とか言われているらしく、確かに『徹子の部屋』にお出でいただいた芸人さんに芸を披露してもらっても、笑えなかったことがありました。そこだけを集めた『アメトーーク!』という番組のDVDが3枚も出ています。だから、彼らに改めて『徹子の部屋』で芸を見せていただいて、どうしたら笑えるのか、私なりに再チャレンジしてみたいと思います。毎日、『徹子の部屋』を観ている視聴者は、私がどういうポイントで笑ったり、感動したりするか、分かっていらっしゃるわけです。例えば、「鰹節」とかですね。それなのに、私が面白くないと感じているところで敢えて笑ってみせたら、視聴者に失礼でしょ?

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 黒柳さんの言う「鰹節」とは、女子サッカーの澤穂希さんの脛(すね)のこと。

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 まるで鰹節の「背」みたいに、脛がキリッと切り立って、尖(とが)っていたんです。もう私、感動しちゃって、フロアにいたスタッフやカメラマンさんにも「見て、見て!」って、ご披露させていただいたの。もちろん、人様のおみ足なんですけど、澤さんがズボンをお戻しになった後も、何度もズボンを捲って、「鰹節」を見せていただきました。

「特別読物 『黒柳徹子』が振り返った『徹子の部屋』1万回の余話」より

週刊新潮 2015年8月6日通巻3000号記念特大号掲載

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