浅丘ルリ子「私の履歴書」なら「小林旭」との赤裸々

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 日経新聞紙上で、ひと月にわたり自身の半生を語る名物コラム「私の履歴書」。

 今年は1月の王貞治に始まって、重久吉弘(日揮グループ代表)、古川貞二郎(元内閣官房副長官)、似鳥昭雄(ニトリ社長)、川村隆(日立製作所相談役)、松本紘(理化学研究所理事長)と、女性の登場がなかった。そこへ満を持して登場したのが浅丘ルリ子(75)。

「楽しみですねえ。女優はあのコーナーでは過去を赤裸々に語るんです。有馬稲子が市川毘監督と、佐久問良子は鶴田浩二との不倫関係を明かして、話題になりましたから」

 とは映画評論家の白井佳夫氏。では、浅丘ルリ子に何を期待するだろうか?

「満州に生まれて戦後に引き揚げてきて、14歳で日活の銀幕デビュー。当時のカメラマンに聞いた話では、まだブルマーを穿いていて、ずり落ちていたから、上げてやった、と言っていました。それくらい幼かったわけです。ハリウッドに出てもおかしくないような美少女でしたが、代表作は何かと言われれば、スッと思い浮かばない。彼女にとって日活時代とはなんだったのかを読んでみたいね」(同)

 むろんそれだけではない。

「小林旭との関係。彼女が20歳の頃に同棲していたとちょろっと語ったことがあるけれど、どの程度の関係だったのか」(同)

 2人は昨年デュエットシングルを発売し、現在は舞台「無法松の一生」で共演し、今も全国行脚中である。

「結婚した石坂浩二との馴れ初め。美男美女とはいえ、当時から意外な組合せでしたからね。それにある人から聞いた話だと、石坂には結婚前に交際していた別の女優がいた。その女優は2人の新婚旅行先の。パリまで追って行き、じいっと見詰めていたと聞きます。それが加賀まりこ……」(同)

 浅丘の自伝『女優 浅丘ルリ子 咲きつづける』には石坂を紹介したのが加賀とあるのだが果たしてどこまで語られるのか。

週刊新潮 2015年7月9日号 掲載

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