92歳母をロスに迎えて「桃井かおり」“新婚”の宴

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「常連客から“店やってる?”って携帯に電話が入ったんだけど、『いま、ロスだから』って答えても、“留守”に聞こえたらしくて、話が通じないんだよ」

 冗談めかして話すのは都内にあるバーのマスターだ。

 6月6日から11日にかけて米ロサンゼルスに行ってきた。妹からの招待という。

「もちろん、92歳の母の分も妹のかおりが出したんだよ。どっちかというと俺はエコノミークラスの狭いシートの方が落ち着くんだけど、ビジネスだったね」(同)

 妹のかおりとは、女優の桃井かおり(64)である。

 マスター、もとい脚本家で兄の章氏は続ける。

「ロスに着いたら、妹が宇都宮さんの車で迎えに来てね、ホテルに送ってもらって、その夜は妹が行きつけのタイ料理店で食事。その翌日はシーフードレストランでの会食だった」

 2年前に交際が発覚した音楽プロデューサーの宇都宮一生氏の家族との食事会。桃井かおり自身は“まだぁ籍は入れてないけどぉ、式は挙げたわよぉ”と語ったことがあるが、実際のところは不明。桃井家と宇都宮家とが揃ったのはこれが初めてのことだという。

 ならば、これこそ披露宴ではないのか?

「解らないんだよ、正直いって。妹は俺たち家族にもあの調子だからさ、本当に籍を入れたのかどうか」

 その日の夕方は3階建てのフェリーを借り切ってのクルージング。

「これがメインだったね。我々に、ご近所に住んでいる真田広之さんや、宇都宮さんとの再会を取り持ったアン・ルイスさん、演出家の奈良橋陽子さんたちもいらっしゃっての船上パーティだった」

 更にその翌日は、運河沿いに建つ自宅屋上でパーティ。

「ひと瓶4万円もするキャビアとか、豪勢だったけど、あいつお手製のチゲ鍋が旨かった。いや、料理が得意ってワケじゃないよ、たまたま上手く出来たんだろうけど。みんなワイワイと楽しくやっていてね、安心したよ。もちろん母も」

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週刊新潮 2015年6月25日風待月増大号掲載

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