3度目逮捕“死の後妻業”が告白した「精力剤の罠」

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夜の営みに効果のある精力剤だと仄めかし……

 これまでも、青酸入りのカプセルを被害者に飲ませていたことは自供しているが、今回はさらに具体的な手口を明かしていた。

「彼女は、“体にいいサプリ”だと言って自らは害のないカプセルを飲んで信用させ、被害者には青酸入りを渡していた。カプセルは、10年以上前から定期的に購入していた栄養剤と報じられていますが、実は夜の営みに効果のある精力剤だと仄めかし、被害者たちをその気にさせたようです」(同)

 昨年11月の逮捕直前まで、報道陣に対して熱弁を揮っていた彼女は、“男が求めてくるのは、料理、洗濯、夫婦生活や”なんて軽口を叩くほどだから、夜の誘惑を罠に男たちを惑わせたとしても不思議ではない。

「殺害を自供して吹っ切れたのか、彼女は多弁症の如く喋り続けている。勢い余って被害者の名を取り違えることもあり、どこまで本当なのか分からない部分も多いのが実態です」(同)

“死の後妻業”から贖(あがな)いの言葉は聞こえてこない。

週刊新潮 2015年6月25日風待月増大号掲載

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