二枚目夫を運転手つきベンツが送迎する「松田聖子」の浮気コントロール
『惜みなく愛は奪ふ』――有島武郎はその評論で、本能的生活により得られる個性の成長や人間の自由を説いた。ある意味、松田聖子(53)という稀有なアイドルは、この言説をナチュラルに実践しているのかもしれない。しかしこの魔の魅力に搦め捕られ、重い代償を払った男の胸中には、今、いかなる思いが去来しているのか。
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4月22日の朝、東京・成城の豪邸にお迎えのベンツが到着すると、マスク姿の男性が玄関から出てきた。聖子の再々婚のお相手で、慶応大学医学部准教授の歯科医(52)である。その出勤風景に妻のお見送りの姿はない。むろん彼女は激務の人気タレント、仕事で家を空けることも多いだろうし、疲れてまだ休んでいるのかもしれない。だが、2人の関係には深い亀裂が生じ、今やそれは修復しがたいほど広がってしまったという。
「聖子がかつて愛人にしていたマネージャーの男性とヨリを戻し、夫との間で奇妙な三角関係が続いていることは、かねてより指摘されてきました。とはいえ夫婦は成城の聖子宅でともに生活していた。ところが最近、聖子がマネージャーのマンションに入り浸ることが増えたというのです」
と、ある芸能記者。一体、何が起こっているのか。
■運転手は監視役?
聖子と歯科医が結婚したのは3年前の6月のこと。
「彼の許(もと)を、聖子が治療で訪れ、2人は出会った。元夫、神田正輝似のイケメン医師に彼女が一目惚れし、猛烈にアタックしたんです。交際が始まった頃、彼にはまだ妻子があり、略奪愛でした」(慶応病院関係者)
しかし妻子を捨て、人気タレントとの甘い生活を選んだ彼の思惑が狂うのは、そのわずか3カ月後。本誌が、聖子と問題のマネージャーが、深夜のコンビニで仲良く買い物するラブラブな様子をキャッチしたのだ。
「聖子は、所属事務所の役員でもある母親と兄から激しく叱責され、マネージャーとの絶縁を迫られた。そのため一昨年末、マネージャーを解雇しました。しかし裏では2人の関係は続いていた。聖子は事務所を独立し、マネージャーと新事務所を設立する挙に出てしまったのです」(先の記者)
だが、人の世は実に不可解なもので、前述の運転手つきベンツにはこんな声が。
「あれは聖子さんが用意したもの。夫の浮気防止のために、監視の意味で運転手をつけたのだといいます」(別の慶応病院関係者)
不貞を疑われている聖子が、夫の浮気防止策?
「彼は二枚目だから、看護師たちによくモテる。前妻も看護師でした。どうやら聖子さんからあらぬ疑いをかけられ、警戒されているようです」(同)
自分の振る舞いを棚に上げ、どうかと思うのだが、
「それでこそ聖子。自分は様々な男と浮名を流してきたが、夫に浮気されるのは我慢できない」(先の記者)
三角関係や運転手つきベンツの意味について、聖子の現事務所は否定するが、
「それなら母親があれほど怒るわけがない」(同)
かつて聖子は親しい男性にこう言ったという。
「私は歌手であり、妻であり、母なのよ」
この3つの要素を兼ね備えてこそ、松田聖子というスターの人気が保たれるという意味だ。スターの冒険物語で主人公であり続けるためには、魔女や悪女の要素も必要だったのだろう。