「悠仁さま」入学は夢のまた夢 「学習院大学」こんなアンケート

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 昨夏に秋篠宮佳子さま(20)に去られた学習院大学の、一般入試による受験者数は昨年に比べて2割も減少。ここ数年にわたって指摘されてきた、「学習院ブランドの低下」を裏付けた格好だ。危機感を募らせた大学が創立以来初めて実施したという、受験生を対象にしたアンケートとは。

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〈問1 あなたが実際に学習院大学に出願するにあたり、以下のような学習院大学のイメージがどのくらいプラスに影響しましたか。あてはまる番号ひとつに○をつけてください〉

 これは3月下旬に学習院大学が出願者全員に送付した、アンケート用紙に記された設問の一つである。問1にはAからLまで12の項目が並び、それぞれを4段階で評価する仕組みになっている。例えば「A・落ち着いた感じがする」が「とても影響した」なら「1」に丸印を、「全く影響しなかった」なら「4」に丸をつけるという具合だ。

「B・真面目そうな感じがする」「J・裕福な学生が多い」といった「イメージ」が続くが、最も目を引くのは、最後の「L・皇族や皇族学生との関係が深い」という一文である。

 学習院大学関係者が言う。

「今年度の一般入試の志願者数は昨年度から約2600人も減りました。それにより大学は学生が学習院にどのような印象を持っているのか、どんな観点から出願を決めるのかを把握する必要に迫られたわけです」

 大学と皇族や皇族学生に関する“設問”は、

「秋篠宮家が佳子さまの中退を許したことは大きな衝撃でした。あの一件が学習院のイメージにどんな影響を与えたのか危機感が高まったからです」

■高校進学という節目

 現在、皇族の中で学習院で学ばれているのは女子中等科の愛子さま(13)ただ1人。今のところ、愛子さまが外部の高校や大学に進学するという話はない。

 それだけに学習院は、7年後の悠仁さま(8)の高校進学の節目に向けて準備を進めているのだという。現在、お茶の水女子大学附属小学校に通われる悠仁さまは隣接する附属中学校に進学されるが、高校は女子高のため他校を受験する必要があるからである。

「その際、学習院高等科に進まれれば大学にも残られる可能性は高い。先のアンケートは悠仁さまをお迎えするための環境作りの一環でもあるのです」(同)

 が、皇室ジャーナリストの山下晋司氏は悠仁さまの学習院への進学に懐疑的だ。

「愛子内親王殿下への対応からは、もはや皇族を特別扱いしないという学習院の伝統は失われてしまった印象です。加えて旧皇族や旧華族などのご学友になるべき名家の子弟もほとんどいないと聞きます。悠仁親王殿下がわざわざ学習院に進まれる利点はありません」

 加えてお茶の水女子大学は、早くから悠仁さまの受け入れに特別な配慮をしてきたという。別の皇室ジャーナリストが解説する。

「悠仁さまの進学に合わせて、附属女子高を共学化するという構想に加え、最近では他の国立大附属高への推薦枠を新設するという案も浮上しています。筑波大学附属と筑波大学附属駒場、そして東京学芸大学附属の3校が有力候補です」

 実質的な“内部進学”。こうした裏ワザに学習院は太刀打ちできるか。

「ワイド特集 叩けよ さらば開かれん」より

週刊新潮 2015年4月30日号掲載

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