大富豪と結婚「ビビアン・スー」 高齢出産の胎教は「ゴッドファーザー」

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 胎教も、人それぞれなのである。片言の日本語と“天然ボケ”キャラで、人気を集めたビビアン・スー(40)は、地元・台湾に戻っても芸能界の一線で活躍していた。そして、この度、シンガポールの大富豪とめでたく結婚。現在、妊娠3カ月で、胎児のために、歴史書を読んだり、映画『ゴッドファーザー』を観たりしているという。

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 日本で売れっ子だった20代の頃と見た目がほとんど変わらず、最近のビビアンは“美魔女”として持て囃されていた。しかも、恋多き女としても名を馳せ、台湾の人気アイドルグループ『F4』のメンバーや紡績メーカーの御曹司との熱愛が度々報じられている。

 果てに、そんな彼女を射止めたのは、シンガポールで海運会社『マルコポーロ海業集団』を経営する李雲峰会長(38)だった。

 現地紙の記者がこう話す。

「李会長は、インドネシア出身の華僑です。父親の興した会社を受け継ぎ、2007年、史上最年少の30歳で、シンガポール証券取引所に株式上場させた。個人資産は20億円を超えると言われ、7年前に離婚した前妻との間に、2人の娘をもうけています」

 昨年2月に入籍すると、ビビアンは夫の本拠地であるシンガポールヘと移住したという。

■“やってはダメなこと”

 それ以降も、芸能活動は続けていたが、フェイスブックで妊娠3カ月であることを発表したのは、3月20日だった。

 現地紙記者が続ける。

「仕事もできなくなって暇だからか、ビビアンは頻繁にフェイスブックを更新するようになりました。急性胃炎を患って点滴治療を受けたとか、顔に吹き出物ができたり、目の下のクマが消えないなどということも明かしている。また、親戚から“40歳前に子どもをつくるべき”という本をもらったことにも触れ、なによりも高齢出産を気にしているみたいです」

 そのため、胎教にも熱心に取り組んでいるという。

「毎日、胎児にギターを弾いて聞かせたり、“お腹の子は歴史書が好きみたい”と、歴史書を読んでいることもフェイスブックに書き込んでいた。韓流ドラマの『星から来たあなた』や映画『ゴッドファーザー』を観ていることも披露している。芸能メディアは、“ビビアンは、多種多様な胎教に取り組んでいる”と報じました。さらに、“妊娠中にやってはダメなこと”として、お酒を飲まない、湯船に浸からない、マッサージ、運動はダメなどということも発表しています」(同)

 その効果は、いかほどのものなのか。

 産婦人科医の森本義晴氏によると、

「妊娠中の母親が、バイオレンス満載の『ゴッドファーザー』などの映画を観ると、恐怖感からノルアドレナリンというホルモンが分泌され、胎児の脳の発育に悪影響を及ぼすと言われています。もっと気持ちがリラックスする映画を観た方がいい。加えて、ビビアンさんは、湯船に浸からない、運動もダメなどと決めているようですが、胎児に栄養を送り届けるには血の巡りを良くしなければならない。ですから、むしろ、どちらも妊婦には推奨されていることなのです」

 若干、的外れの胎教だったようである。

「ワイド特集 魔女と淑女と悪女の冒険」より

週刊新潮 2015年5月7・14日ゴールデンウイーク特大号掲載

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