輝く48歳「カズ」の陰で大荒れ「ラモス」監督

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 J2・横浜FC所属の“キングカズ”こと三浦知良(48)がとかく話題だ。

 ゴールを決めるたびに“最年長ゴール記録更新”と紙面を飾るわけだが、先日、そんなカズに野球解説者の張本勲氏が“引退勧告”したことで物議を醸した。結局、張本氏が前言を翻して一件落着となったが、スポーツ記者の間では、

「J2の試合なのに毎回記者を付けないといけない。ノーゴールなら無駄足だ」

 とボヤく人もいれば、

「いや、J2の日程はJ1と被らないのでどうせヒマ。ゴールするだけで記事になるんだからありがたい」

 と擁護論も。また、華麗なヘディングシュートを絶賛する声がある一方で、

「別の選手だったら、もっと得点しているかも」

 と意地悪な評価もある。

 いずれにせよ、カズが今なお脚光を浴びていることは論を俟(ま)たないわけだが、全盛期のヴェルディや日本代表でカズとともに活躍したこちらの方は最近さっぱり話題に上らない。

 ラモス瑠偉(るい)氏(58)である。

 昨季からJ2のFC岐阜で監督として采配を振っているが、さるサッカーライターによると、

「昨年、新たなスポンサーを得た岐阜は、ラモスだけでなく、元日本代表の川口能活(39)や三都主アレサンドロ(37)=現在は退団しブラジルでプレー=など、“客寄せパンダ”を加入させた。

 ところが、地元密着度が薄れたことで昔からのファンが離れてしまった」

 しかも弱い。昨季は22チーム中17位。今季も4月27日現在1勝7敗1分けの最下位である。

「11日の東京ヴェルディ戦では、3-0でリードしていながら、最後の12分で4点失う大逆転負け。試合後のラモス監督は“選手に聞いて”とサジを投げていました」(同)

 6月には、そんな2人の対決が見られそうだが……。

週刊新潮 2015年5月7・14日ゴールデンウイーク特大号掲載

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