大統領「ヒラリー」なら日本の「最強ライン」は

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 お堅い“バラク”が交代した暁には、かつての“ロン”のような親密さを見せて欲しいもの。

 この程、来年の米大統領選に満を持して出馬表明したヒラリー・クリントン元国務長官(67)は、

「予備選での勝利は堅く、共和党の候補の中で最も支持率の高いジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事にも、世論調査で10ポイント以上の差をつけている」(ワシントン特派員)

 と言うが、彼女が大統領なら、日本の政界に“ホットライン”はあるのか。

 まず、“長さ”を誇っているのが自民党の中曽根弘文元外務大臣で、

「二十数年前に訪米した際、当時アーカンソー州知事だったクリントン元大統領とヒラリー氏と食事をして以来の付き合い。外務大臣だった2009年2月にも国務長官として来日したヒラリー氏と会談しており、周囲に“クリントン夫妻と電話で話せるのは自分だけ”なんてアピールしていたこともある」(政治部デスク)

 一方、民主党の玄葉光一郎元外務大臣がウリにしているのは“頻度”。

「外務大臣時代にカウンターパートのヒラリー氏と10回会談したことから、“俺はヒラリーと親しい”と言って憚りません。もっとも中曽根さんも玄葉さんも、あくまでも仕事上の関係ですが……」(同)

 それなら肝心の安倍晋三総理はどうかというと、先の特派員が言う。

「一昨年9月、国連総会での演説で女性の活躍推進を訴えたところ、ヒラリー氏が“いかなる方法でも支援していく”という激励の手紙を送った。総理はいたくお喜びだったそうですがら、共通政策を通して親交を温められそう」

 彼女は「シンゾー」と呼んでくれるだろうか。

週刊新潮 2015年4月23日号掲載

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