出征兵士の母「鈴木京香」が一皮剥けた!
女優の鈴木京香といえば、来月には47歳になるのだが、モデル出身だけにスタイルも折り紙付き。男の噂も数々あれど、いまだ独身を貫いている。それが、いきなり7人の子持ちに――。
「もちろん映画の話ですけどね。東映が戦後70年記念作品と銘打ち、6月6日より公開する『おかあさんの木』のおかあさんを、同世代ではもはやトップ女優の鈴木が演じているのです」
と業界誌記者。
作品名に思い当たる人は50代以下だろうか。小学5年の国語の教科書に40年前から使われていた、児童文学作家・大川悦生の『お母さんの木』(教科書での表記)が原作。7人の息子たちが戦場に向かうたびに桐の木を植え、7本の桐に語りかけながら、ひたすら息子たちの無事を祈り、帰りを待ち続ける、いわば岸壁の母。
「東映が“号泣ロードショー”と宣伝するほどですから、出来もいいんでしょう。そして今年は戦後70年ということで、時期はズレますが、松竹は『日本のいちばん長い日』(主演・役所広司)、東宝は日本のシンドラーこと『杉原千畝 スギハラチウネ』(主演・唐沢寿明)を公開する。力も入る」(同)
だが、独身の鈴木京香が、7男の母を演じきれたのか。
「確かに彼女には母親のイメージはない。それに交際中といわれる長谷川博己と出会ったNHKドラマ『セカンドバージン』でも、脱ぐ脱ぐといわれつつも脱がない、なにをやってもギリギリの所で自分を守ってしまうイメージが強いんです」
とは上智大学の碓井広義教授(メディア論)だ。
「ただし、朝ドラ『君の名は』の真知子を演じたように、彼女はあの時代が似合うし、女性を敵に回していない。さらに東日本大震災の復興支援ソング『花は咲く』で存在感を再認識しました。東北出身で、痛みをもった人を支える佇まい、雰囲気が表れていて、母の強さを演じられそう。いつまでもいい女ではいられないから、これがステップとなって、一皮剥けるかも」(同)
一肌脱ぐのも今のうち。