騒動必至の「トム・クルーズ」ドキュメント

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 トム・クルーズ(52)が熱心な信者として知られる新興宗教「サイエントロジー」を追ったドキュメンタリー『ゴーイング・クリア』が米時間3月29日夜に放送され、話題を呼んでいる。元幹部ら脱会者の証言に基づく作品で、かねてより噂されていた“トムとニコール・キッドマン(47)の離婚原因はサイエントロジー”説を裏付ける内容が含まれているらしく、

「なんでも、ニコールの父が心理学者であることを理由に、精神医学を敵対視する教団が2人を別れさせたがっていたというのです。トムとの間に迎えた2人の養子を、母親を嫌うように洗脳した、なんてことまで暴露されました。離婚すればトムが広告塔としての活動に熱心になるとの思惑もあったのでしょうね」(在米ジャーナリスト)

 約10年続いた結婚生活は2001年に終わる。離婚を切り出したのは、トムからだった。

「その後、トムの教団内の地位は向上し、04年とその翌年には、2500万円をかけた彼の誕生パーティーが開かれました。そうした一方、信者を酷使することで知られる教団はトムも特別扱いせず、時給40セントで車の整備をやらせたとか……」(同)

 天下のハリウッドスターをこの扱い。放送後には“現実離れしすぎて笑ってしまう”と早くも続編を望む声が上がっているというが、こんな番組を作って、大丈夫なのだろうか。

「1月の映画祭で1度プレミア上映されているのですが、当初から“2分に1回、間違いが含まれている”とサイエントロジー側は主張していました。対して、放送したケーブル局『HBO』も、“160人の弁護士がリスク回避のために事前に確認した”らしいです」(北米在住ライターの関陽子氏)

 互いに譲らず、裁判回避は“インポッシブル”?

週刊新潮 2015年4月9日号掲載

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