特別対談 浅田次郎vs丹羽宇一郎(元伊藤忠商事会長) 日本人商社マンが輝いていた時代がある

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 世界を舞台に活躍し、夢現の境を見失ったエリート商社マンの告白が、大戦からバブル期に至る我が国の“闇”を浮き彫りに――。渾身の新作『ブラック オア ホワイト』を上梓した作家・浅田次郎氏(63)が、伊藤忠商事の丹羽宇一郎元会長(76)に巨大商社の実像を問う。

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丹羽 私が伊藤忠商事に勤めていた頃、大変尊敬している先輩がオーストラリアで客死されたことがありました。ご遺体を引き取るため私も現地に向かい、その後、報告を兼ねて先輩のお宅を訪れたんです。...

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