路チュー「中川郁子」追及から逃げた「細野豪志」

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 自らに冠せられた仇名を「笑い」に変えるなんて、彼には出来ない芸当だった。

 3月12日、衆院予算委員会で質問に立った「モナ男」こと民主党の細野豪志政調会長は、とうとう中川郁子農水政務官の「不倫路チュー」に触れなかった。

「細野さんは、山本モナさんとの“路チュー”を蒸し返されたくなかったのでしょう。年金積立金の運用問題や憲法改正について安倍晋三総理を問い質したものの、逆にやり込められて終わった。で、次の大西健介さんが中川さんの追及をはじめると、逃げるようにして委員会室から出て行ったんですよ」(委員の一人)

 これに民主党関係者は苦笑する。

「細野さんが自ら中川さんを追及して、山本さんとの一件をネタにでもしていたら、一皮むけた姿を見せられたんですけどね。彼にとっては、浪人と並ぶ人生の蹉跌だったそうですから、思い出したくもないのでしょう」

 その点、大阪をお膝元とする維新の党の馬場伸幸国対委員長は、「笑い」を取るのがお上手で、

「細野と(中川政務官の不倫相手の)門(かど)(博文代議士)で、『路チュー議連』でもつくればいいんちゃう? それやったら、俺も入りたいわ~」

 と、記者に冗談を飛ばしたという。党関係者の話。

「仲間内では、馬場ちゃんを中心に『朝チュー議連』をつくろう、なんて話で盛り上がってますよ。というのも、馬場ちゃんは前々から朝出かける時に奥さんにチューをして、夫婦円満を保っているんですけど、これに賛同する同僚議員が結構いる。そこで、いっそ議連をつくって、細野さんと門さんにも入って貰ったらどうか、と。もちろん、本気じゃありませんよ」

 結局、他人の「ネタ」にされているのだから、細野サン、形無しなのである。

週刊新潮 2015年3月26日花見月増大号掲載

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