「松田聖子」ファンミーティングが3900円に大幅値下げした!

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 安倍政権がインフレに向かって邁進するなか、それと逆行するようにチケットの大幅値下げを断行した歌手がいる。松田聖子(52)だ。従来は1万円以上だったファンミーティングの入場料を、3900円にプライスダウンしたのである。

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 松田聖子のファンミーティングは、4月18日に千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで行なわれる。開催は2カ月先だというのにファンはすでに大盛りあがりだ。聖子ファンの掲示板にはこんな書き込みがある。

〈私は札幌なので、なかなかそちらまで行くのは大変ですが、聖子ちゃんに会いたい!!〉

〈わたしも、皆さんもみんな聖子ちゃんに会えて幸せな気持ちになれますように♪〉

 といった具合。ファンミーティングは約2000人収容の会場で1日2回、催されるが、一体どんな内容なのだろうか。

「ファンクラブ会員限定で行なわれているイベントで、通常のコンサートに比べると、歌は歌いますがトークの比重が大きい。そのほかにファンからの質問コーナーやプレゼント抽選会などもあります」

 と言うのは40代の女性ファンである。

「今回は3年ぶりのファンミーティングです。みんな驚いているのは、チケットの安さです。2011年はザ・プリンスパークタワー東京が会場で1万500円、12年は今回と同じ会場で1万3650円でした。ところが、今回は3900円。もともと聖子ちゃんのチケットは高額でした。コンサートは高い席でおよそ2万2000円、安い席でも8900円。ディナーショーになると、4万円から5万円します。それに比べるとファンミーティングは割安なのですが、それでも今回の値段設定は低すぎます」

■“庶民派”

 昨年のNHK紅白歌合戦では紅組のトリを務め、歌手としての頂点を極めたように見える松田聖子だが、

「実は、近年の彼女はシングルCDを出しても1万枚も売れません」

 と言うのは芸能ジャーナリストの平林雄一氏。

「去年の紅白の後、娘の神田沙也加が“お母さんは雲の上の人”というようなことを語っていましたが、あの時はそのように見えたのでしょう。しかし実際には、紅白でトリを取ってもCDが売れるわけではない。3度目の結婚を巡るゴタゴタなどが世間の話題にもならなくなった。スキャンダルが聖子の命でした。彼女自身もパワーがなくなっていることを自覚していると思います。今回、チケット料金を下げたのは、親しみやすい聖子というイメージを打ち出す狙いがあるのでしょう」

“親しみやすい”というイメージ戦略はコアなファンも感じているという。

「以前は全身をシャネルの服で固めていた彼女が、最近はシャネルに比べると庶民的なジル・スチュアートを着ています。ファンも同じ服をブティックなどで買うことができる。“庶民派”をアピールしているのかもしれませんね」(前出の40代女性ファン)

 今度は“庶民派”ぶりっ子か。

「ワイド特集 さよならの向う側」より

週刊新潮 2015年2月26日号掲載

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