クォーター是非論も出た“七之助”熱愛「トリンドル玲奈」の計算
オーストリア人の父と日本人の母を持つモデル・トリンドル玲奈(23)に降って湧いた、歌舞伎俳優・中村七之助(31)との熱愛報道。成就するのか、それとも破局か……実は、どっちに転んでも彼女には勝算があった。
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2月4日付日刊スポーツによると、
〈2人は知人の紹介で知り合い、昨年12月ごろ交際をスタート。都内で2人が一緒に食事をしているという目撃証言もあり、順調に愛をはぐくんでいる〉
とある。トリンドルの所属事務所は、
「お付き合いはありません。友人の一人ということ」
と否定するが、
「2013年9月に同じく日刊スポーツが報じた元AKB48の前田敦子と歌舞伎俳優・尾上松也も、当初は眉唾モノでしたが、今は真剣交際している。トリンドルもどうなるかわかりませんよ」(芸能記者)
でもって、今回の報道、梨園に波風を起こしている。
「中村屋の贔屓筋が、ハーフで見た目も白人の彼女が嫁入りし、クォーターの役者が誕生することに拒否反応を示しています」(同)
“血”を重んじる梨園は混血お断り、というのだ。
ところが、
「ハーフの歌舞伎役者は過去にも存在します」
と明かすのは、演劇評論家の中村哲郎氏。
「明治から昭和初期にわたり活躍した15代目市村羽左衛門です。母親は旧越前藩主の妾の子で、父親は明治政府が雇ったフランス生まれの外交顧問でした。この二人の間に生まれた子を14代目市村羽左衛門が引き取って育てたのです」
その後この子供は、市村羽左衛門を襲名し、江戸三座の一角を担う名門市村座の座元となる。
「すらっとした体形で、何より脚が美しく、“100万ドルの脚”と謳われました。哀愁を帯びた美声も人気で、一世を風靡した役者です。歌舞伎役者が受勲する現代なら、当然文化勲章を受章していたでしょう」(同)
つまり、トリンドルもこのまま七之助とゴールインしてベビーが出来ても問題なし、なのである。
■滝クリ路線で五輪視野
とはいえ、コトはそう簡単に運びそうもない。
「浮気も芸のうち」が通じるこの世界で、七之助もご多分に漏れずさまざまな浮名を流してきた。トリンドルとて“七之助の体を通り過ぎて行った女”に終わる可能性は十分にある。となると、いわゆる“スキャンダル処女”として、トヨタやサントリーなど大手企業のCMにも多数出演してきた彼女のダメージは甚大なものとなりそうだ。が、
「いや、むしろ箔がついて良かったんじゃないですか」
と語るのは、さるテレビ局ディレクター氏。
「トリンドルは、いまテレビ界を席巻しているハーフタレントとしてはまだまだ。ベッキーやローラはもちろん、マギーやダレノガレ明美にも及んでいない。トークが下手なのでバラエティで使えませんし、女優としても演技はイマイチ。というか、あの容姿なので役柄が限られてしまう」
とさんざん酷評した上で、こう分析する。
「仮に破局しても、彼女には歌舞伎のイメージが付いた。実際、歌舞伎は何度も観に行っているらしいし、ファッション誌で尾上菊之助と対談もしている。現役の慶応大生で、伝統文化に通じている、加えて英語・ドイツ語が堪能とくれば、滝川クリステルのような路線もあり。2020年東京五輪に向けて、いい布石を打ちましたね」
風ニモ負ケズ、雪ニモ負ケズ……耐え忍ぶ大和なでしこたちの開花はまだ遠い。