呪われた「ホイットニー母娘」と遺産の行方

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

 歌手のホイットニー・ヒューストンが48歳の若さで急死したのは、2012年グラミー賞授賞式の直前、ホテルのバスルームでのこと。そして先月31日、一人娘のボビー・クリスティーナ・ブラウン(21)もまた、母と同じく自宅の浴槽にうつぶせに倒れた姿で発見されたのだ。

 病院に搬送後も意識は戻らず、“母の命日である2月11日に人工呼吸器を外す予定”との報まで流れたが、後に親族が否定。今も昏睡状態にある。

 ホイットニーの死は薬物による心臓発作事故と判断されたが、今回は事件の疑いが持たれていて……。

「彼女の身体に暴行を受けたらしい跡があり、当時現場に居合わせたニック・ゴードン(24)が重要参考人となっているのです」(北米在住ライターの関陽子氏)

 この男とクリスの関係は複雑で、もともと彼は幼少時にホイットニーに引き取られて育った、いわば義理の兄である。が、母の死後、恋愛に発展。近親相姦じみたこの付き合いは周囲に認められず、特に男は親戚からの評判が悪い。

「クリスの叔母は“今回の件はアイツがやったに違いない”とテレビの取材に答えています」(同)

 さらに一部からは“浴室でクリスを発見した後、警察が来る前に彼は掃除をして血痕を消した”との話も飛び出した。母の遺産を独り占めするための犯行か――なんて勘繰るムキもあるようだが、彼は正式な養子縁組を交わしておらず、26億円ともいわれる遺産の相続権はない。実子のクリス1人が、21歳の誕生日に10%、25歳で15%、残りを30歳の時に受け取ることになっているとか。

 不謹慎ながら、彼女が亡くなると、遺産は何処へ?

「英『デイリーメール』紙は“クリスが亡くなった場合、ホイットニーの母と2人の兄に権利が移る”と報じています」(同)

 浴室に呪われた母娘。

週刊新潮 2015年2月26日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。