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「がんの告知」は本当に患者のためになるのか? 臨床医の語る経験的「告知論」
患者にがんの告知をすることは、今や一種の「常識」となっている。有名人が会見やブログなどでがんを告白することも珍しくない。
患者自身が自らの病気を正しく知り、治療法などを自ら選択する、それが患者にとって一番大切だ――というのが、告知の前提となる考え方だろう。
しかし、理屈としては告知するのが正しいのかもしれないが、「自分の身内に告知するのは抵抗がある」「自分自身には告知して欲しくない」という気持ちの人もいるのではないだろうか。
現場の医師はどのように考えているのか。...
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患者からの贈り物は断ってはいけない!? 臨床医の体験的コミュニケーション論
病院でよく目にする張り紙の一つが、
「医師、看護師への贈り物などは固くお断りします」
というもの。
「受け取ると、そういうものを渡さない人と差をつけるみたいに誤解される」
「渡したことで“特別扱い”を勝手に期待されてしまうので困る」
「お断り」の背景には医療関係者側のこうした考えもあるようで、かつては、お医者さんに若干の「謝礼」を包むことは珍しくなかったが、最近ではそういうことも少なくなったようだ。
しかし、そんな風潮に異を唱えるのが、臨床医の里見清一氏である。...
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