「花燃ゆ」が「井上真央」「松本潤」 破局のキッカケという長期予報の信憑性

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 さすがにキャッチコピーが“幕末男子の育て方”では、維新の志士たちも草葉の陰で苦笑するしかあるまい。今月4日にスタートした大河ドラマ『花燃ゆ』は、吉田松陰の妹・杉文を演じる井上真央(27)と、大量投入されたイケメン俳優陣がウリの幕末群像劇。だが、劇中で男前に囲まれるヒロインも、現実の恋路には暗雲が垂れ込めている。

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 意外にも井上が連ドラに出演するのは2年半ぶり。満を持しての復帰作が今回の大河ドラマというワケである。芸能記者によれば、

「井上は2012年に日テレ系で放映された『トッカン』以降、映画と単発ドラマにしか出演していません。実は、その前年に放映されたNHKの朝ドラ『おひさま』に全力投球しすぎて燃え尽き症候群に陥っていた。さらに、ゴールイン間近と伝えられながら一向に進展しない“彼氏”との関係も影を落としています」

 ご承知の通り、井上を焦らし続けるお相手は嵐の松本潤(31)である。

「2人は05年に『花より男子』で共演してまもなく付き合い始め、すでに交際期間は9年近くになります。その間、結婚話が浮かんでは消える状況が続いている。井上は一時、“私が女優を引退しないと結婚できないのかな……”と周囲に漏らすほど思い悩んでいたそうです。そんな彼女が大河の主演を引き受けた背景には、ここで結果を残してトップ女優になれば結婚にゴーサインを出す、という双方の事務所の合意があったのではと囁かれています」(同)

■学園ドラマ!?

 とはいえ、大河ドラマの“幕末もの”は当たり外れが激しい。加えて上智大学の碓井広義教授(メディア論)が危惧するのは、

「やはり吉田松陰の妹をヒロインにしてドラマを成功させるのは難しい。宮崎あおいが演じた篤姫や、上野樹里の江のように歴史の表舞台で活躍した女性ではありませんからね」

 そこでNHKがひねり出したのが、かの松下村塾を男子校に見立てた“幕末の学園ドラマ”(番組HPより)という設定だ。

「若い女性層を狙って、朝ドラのようにカジュアルなイメージ作りをしている。ヒロインが無名の存在なので、松陰役の伊勢谷友介をはじめ、東出昌大や高良健吾といったイケメン俳優でアピールしなければならないという苦しいお家の事情があると思います」(同)

 大河ドラマとしてはかなり大胆なチャレンジだが、これに数字が伴えば念願の結婚も成就するのか。

「正直なところ、2人の結婚への道のりは険しいと言わざるを得ません」

 とは、芸能評論家の肥留間正明氏。

「ドラマは当たれば主演が脚光を浴び、失敗すれば主演の責任が問われます。ただ、今回は錚々たる人気俳優が勢揃いしているので、たとえ高視聴率を叩き出しても、それが井上の実力とは評価されづらい。むしろ井上の存在が埋もれてしまう危険性もあります」

 先の芸能記者も、

「大河の場合、撮影で1年近く拘束されるので、井上と松本はこれまで以上にすれ違いの生活を送ることになる。宮崎あおいも『篤姫』の後に離婚していますし、大河出演が破局と隣り合わせなのは間違いない」

 めでたさを噛みしめるにはなお道半ば、である。

「ワイド特集 めでたくもあり めでたくもなし」より

週刊新潮 2015年1月15日迎春増大号掲載

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