夫が借金裁判に負けたから「南野陽子」の自宅に「差押え執行官」

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 前触れもなく、妻が失踪する。残された夫は始めこそ世間の同情を集めるが、そのうちに裏の顔が次々と暴かれ――。先ごろ公開された映画『ゴーン・ガール』はそんなストーリーだが、この人の場合、結婚から4年近くが経過し、「セレブ」という仮面はすっかり剥がれてしまった。南野陽子(47)の夫、亀岡靖史氏(43)=仮名=。彼が抱える金銭トラブルの余波は、ついに夫婦が暮らす自宅マンションにも及び始め……。

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 南野が亀岡氏と結婚したのは、2011年3月。会見に臨んだ彼女は1000万円を軽く超えると思しきハリー・ウィンストンの婚約指輪を披露し、“セレブ婚”と騒がれたが、夫の経歴に「?」が付くまでに時間はかからなかった。亀岡氏は労働者派遣などを行うM社を営んでいたものの、結婚前年に社長を辞任。会社が入っていたビルの家賃を滞納していたことなどが明らかになったのだ。

 また、本誌は2014年12月11日号で、彼が経営に携わっている東京・銀座の診療クリニックでも「家賃滞納トラブル」が起こっていることを報じたが、さる建設会社社長によれば、

「12年12月、そのクリニックの内装工事を請け負ったのですが、代金のうち700万円が支払われない。そこで13年11月に亀岡氏らを訴えました。彼は法廷に出てこず、翌年、私どもが勝訴しています」

■迷える子羊

 実は、亀岡氏が抱えた裁判はこれ1件のみではない。彼に対して借金290万円などの支払いを求める裁判を起こし、12年3月に勝訴したのは芸能事務所元社長のA子さんだ。

「亀岡さんに会ったのは09年頃のことです。“芸能界に強い人”ということで知人に紹介されたのですが、10年2月頃、亀岡さんからこんな話を持ちかけられた。“小室哲哉さんがAKB48のようなアイドルグループをプロデュースする計画がある。今度、小室さんに会わせてあげるよ”。で、実際に小室さんに会わせてもらったのです」

 と、A子さんが語る。

「そういう経緯があったので彼のことを信用し、私のクレジットカードを見せたら強引に持っていかれ、勝手に290万円分も使われてしまった。今後、強制執行の手続きを進め、南野さんと亀岡さんが住んでいるマンションに裁判所の執行官に行ってもらい、彼の資産を差押える方向で話を進めています」

 ちなみに2人が暮らすマンションの所有者は南野である。その南野本人は、

「(裁判については)あんまり分かっていなかったこともありまして。でも主人も頑張っていますし……」

 亀岡氏にも取材を申し込んだが、返答はなかった。

 芸能関係者が話す。

「南野については、離婚の相談を知人にしているという情報がある。一方、“私が信じなかったら、庇(かば)う人がいなくなる”とも漏らしているらしい。彼女としても悩んでいるのでしょう」

 先述した映画『ゴーン・ガール』。失踪した妻の日記には、こう綴られていた。

〈誰もがいう 結婚はやっかいだって 私達は違うと思っていた〉

 迷える子羊たる南野も今、同様の思いを抱いているだろうか――。

「ワイド特集 羊の皮を被った狼 虎の皮を着た羊」より

週刊新潮 2015年1月1・8日新年特大号掲載

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