家の中では常に全裸? 日本人彼氏が外国人彼女に受けた衝撃
近年、国際結婚は珍しくなくなってきています。今年では歌手の宇多田ヒカルさんがイタリア人男性と、タレントの関根麻里さんが韓国人歌手のKさんと結婚したことが話題となりました。またNHK連続テレビ小説「マッサン」でもスコットランド人との国際結婚が描かれています。
以前と比べて国際結婚のハードルが低くなったように思われますが、『ダーリンは外国人』『中国嫁日記』といった国際結婚もののマンガやエッセイなどにも描かれているように、外国人と結婚するときは、言葉だけでなく、文化の違いに戸惑うことも多いよう。
■近い台湾でもこんなに違う
今年、国際結婚をテーマとした『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』という書籍が刊行されました。
この書籍は、台湾人女性のリンちゃんが日本人男性モギサンとの恋愛を綴ったフェイスブックページ「雖然媽媽?我不可以嫁去日本。」(ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。)がもとになっています。
台湾といえば、飛行機でもわずか3時間半ほど。地理的に近く、東日本大震災での義捐金が話題になったように親日国でもあります。
しかし、地理的には近くても、文化的な違いはあるようです。
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』には、日本人のモギサンの視点から、台湾人のリンちゃんと初めて出会ったときの印象がこのように綴られています。
「第一印象は、見た目はFacebookの写真と変わらず可愛らしい。
日本語もカタコトなのが可愛らしい。
が、腕のムダ毛を処理していないことに気付いた。僕は海外にしばらく滞在していた経験があるので、ムダ毛を処理していない女性は見慣れていたけど、『こんなにかわいい子なのに……』となかなかショックだった」
ムダ毛の処理は国によって異なり、欧米や日本ではムダ毛を剃る女性が多いですが、例えばアジアだと、中国や台湾などではムダ毛を剃らないケースも多いそう。顔も似ている台湾人だからこそ、余計に違和感を抱いてしまうかもしれません。
■日本人より日本人らしい?
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』ではその後、日本でふたり一緒に暮らし始めますが、モギサンはそこでも文化の違いを目の当たりにします。
台湾人のリンちゃんは家の中では裸が基本。お風呂から上がってくるといつも一糸まとわぬ全裸だそうです。そのことを指摘すると、
「台湾人の女はみんな裸だよ。うちの妹もお母さんも家ではよく裸なんだけど」と軽く返されたとか。
もちろん、文化的に共通することもあります。
日本のアニメが大好きな外国人は多く、リンちゃんも日本のアニメで育ったそう。
なんと彼女が日本に来て必ず行こうと思っていたのは、日本の名所や観光地などではなく、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催された「ONE PEACE展」でした。
フランスでジブリアニメが非常にポピュラーなように、アニメなどの文化に関しては、私たちより作品に精通する外国人も多いかもしれません。
国際結婚すれば、文化的に異なるところも同じところも見えてきます。それを割り切ることができれば、国際結婚はけっこう楽しいかも!?